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彩演素さいえんす
僕自身まだまだまだまだやけど、

『想像力』と『思いやり』が大切やねんかなぁと最近思う。

想像だけなら、世界中にも、一人の心の奥にもいける。
何もかもを自分ですることはできんけど、想像の先に思いやりを乗せて届けることはできる。
イメージしてたら、実際に手を伸ばしやすい。

human
humor
harmony

心のスイッチをONにして、働こう。

ノルマが厳しくて、心と裏腹に仕事をこなさないといけなくても
会社の歯車でも
それが社会を支えてるやろうし、それを必要としてる人もおるやろう。

心をOFFで仕事してたら、自分が苦しい。
心のスイッチをONにしてたら、まだ何かありそうな気がする。
つながりやひろがりやひらめきが出てくるかも。
自分らしさが人の役に立つんかも。


All you need is your imagination.


かっこいいおじさんになりたいなぁ。
2006-10-17 03:43 | +2愛 | Comment(5) | Trackback(0)
AA(雨の日の遊び)
空空空 雲雲雲雲雲雲雲雲 空空空空空空 雲雲雲雲 空空空空空空空 雲雲雲雲雲雲 空空空 雲 雲雲雲雲 空空空 雲雲雲 空 雲曇曇 空空空 雲雲空ウ空 雲雲雲雲雲雲雲雲雲雲 空空空空空空空空空空空 雲雲 空空空空空空空空空空 雲雲雲雲雲 空 雲雲雲雲雲雲雲雲雲雲雲 空空空空空空空空空空 雲雲雲雲雲 空空空空空空空 雲雲雲雲夢雲雲雲 空空空空空 雲雲雲 空空空空空空 雲雲雲 空空空空 雲雲 空空空空空空空空空空空 雲雷雲雲雷雲雲 空 雲雲雲雲雲雲雷雷雲雲雲雲雲 空空空空 雷雲雲雲雲 空空 雲雲雲雲曇

霧霧雨霧霧霧霧霧雨霧霧霧霧鬱霧霧鬱霧霧霧霧霧鬱霧霧霧ォ霧霧霧霧雨霧霧霧霧霧霧霧霧雨霧霧霧雨雨霧霧霧霧霧雨霧霧霧霧霧鬱霧雨雨霧霧霧霧霧霧霧霧霧ー霧霧霧霧霧霧霧霧霧霧雨霧霧霧霧霧霧霧雨霧霧霧リ霧霧雨雨霧霧霧雨霧雨霧雨霧雨雨雨霧霧霧霧霧霧雨雨霧雨雨霧霧雨ー雨雨霧霧霧雨霧雨霧雨雨雨霧霧霧雨霧鬱鬱雨霧雨雨鬱雨霧霧霧霧霧雨雨霧霧霧雨雨霧鬱霧霧雨雨

雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 両 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨     傘 傘 傘     傘     傘 傘 傘      
   傘 傘 傘 傘  傘     傘
  傘傘 傘  傘 傘   傘傘傘  水水水水  傘 傘   俺 傘  傘傘 傘
                傘  水水水水水      傘
傘        傘傘   傘    水水       梅    塵  傘 傘 傘 傘
                             



イタリア-オーストラリア戦の最後のファウルは、滑った人に巻き込まれただけのような…。
デル・ピエロが坊主頭だったのにビックリ。
ボウズのサッカー選手多いなぁ。
みんな照る照る坊主になれーーーーーーーーーーーーーーー!





2006-06-27 03:23 | +2愛 | Comment(3) | Trackback(0)
新世界
一昨日、京極夏彦『魍魎の箱』を読みながら、いつの間にか眠っていた。
京極シリーズは、簡単に言うと、陰陽師探偵が出てくる和風ミステリー。長いけどハマル。
深夜に彼女からのメールで目を覚ます。向こうで「地震」があったっち。
脳は寝てる間に、情報や記憶を整理するらしいよ。
そんなこんなで、見た夢が↓
ダークサイド出てるなぁ。


気が付くと私は体育館にいた。
大人、子ども、老人、男女。ヒトで埋めつくされている。
ヒトはみんな怯えている。私は何も分からなかったが、ノアの箱船を思い浮かべた。

みんなは家族や恋人、友達と肩を寄せ合い、話している。
私は一人だった。それらを探す気もおきなかった。神も仏も関係なかった。

みんなの怖れが体育館に充満したせいか、それとも突然か。
体育館が揺れた。

地震だ。
激しい横揺れ。
悲鳴より早く、男が叫ぶ。
「伏せろ!」
真っ白になった頭の中に、その言葉が飛び込んだ。
それに従ったのか、揺れに耐えられなかったのか、みんなは崩れるように床にしがみついた。
混乱する群衆を動かすには、論理より声のでかさとタイミングだと知った。

私はどうにか立っていた。他に立っている者はいない。みんなは頭を抱え叫んでいる。
馬鹿だな。
あちこちで家族、恋人の名を呼ぶ声。
私はその名前に漢字を当てはめながら、天井を見つめる。
小学校の避難訓練を思い出す。地震の時は机の下に隠れなさいと教わった。が、ここに机はない。
上から物が落ちてきたらどうするのか。これだけ人がいたら、逃げようもない。

電球が揺れている。鉄骨の梁が軋んでいる。
3秒。
…落ちる。
判断と同時に壁を見る。
50メートル…9秒。
右足で踏み切る。
左足で男の背中を踏み込む。
繰り返す。
体勢を崩しながらも前に。目で背中を辿る…女・子供は外す。あと18人。
手でバランスをとる。足で踏む。心臓でカウントする。72、73、74。

蹴りたい背中、障害物走、おはし。単語がフラッシュバックする。
押さない、走らない、喋らないどころではない。人の上を走っている。悲鳴が声援か。少し笑った。

壁に手を着く。天を仰いでゴール。揺れは続いている。来る。
引き戸の扉を見る。右に2メートル。三段飛び。

一歩。
何番目かの背中が天井を見上げて細くこぼした、「落ちる…」。

二歩。
波紋は一瞬にして広がった。みんな顔を上げる。声をのむ。静寂。

三歩。
終わりを認めた悲鳴は溜め息に近かった。空気が固まる。

扉に手を掛ける、開かない。
見上げる、来た。
扉の上には、小さい出っ張りがある。
息を止める。
扉に掌を付けぴたりと張り付く。

背後に重力の気流。
地震とは違う衝撃。
筋肉が収縮する。汗が引く。
電球の割れる音。鉄がぶつかり合う音。想像通りの音が響く。
ただ、人が潰れる音、うめき声は聞こえなかった。

目を閉じ、息を止めても、耳は塞げない。その音を受け入れる。
命掛けの雨宿り。雷雨の過ぎ去るのを待つしかない。

待った。

音と衝撃が止んだ。
地震のことは忘れていた。
首だけ後ろに伸ばし、天井を見上げる。固まった筋肉を徐々に伸ばす 。
電球も鉄骨もない、平だった。
一部天井が崩れ落ちた所から、光が射していた。青。
目線はそのまま、扉を伝って体の向きを変える。

薄暗い。
埃の匂いがする。
ああ、想像通りだ。
埃で霞む鉄骨の間から、人の手足が見える。
白と灰色。赤がないのが不思議だった。

ああ、生き残った。
私だけだ。
「女が…要るな」
自然と口から漏れた。
しかし、ここの外にも生きたヒトはいないと直感していた。
一人だけの新世界で何ができるだろうか。
何でもできる。
人類の復興なんて無理だ。野垂れ死ぬまで、好きにやろう。
床にへたりこんで、埃が舞うのを眺める。
孤独よりも清々しい希望で満ちていた。

…虚ろな視線の先に何かが動いた。あっちでこっちでも。
みんなが…鉄骨を押し退けて出てきた。まるで段ボールを払うかのように。
音はしなかった。いや、聞こえなかった。

生きてた…。
私はがっかりした。

埃にまみれ薄汚れた顔でみんな微笑んでいる…。血も怪我も…ない。

何人かが私の方へ歩いてくる。歩き方が変だ。

向かってくる微笑みに応えるように、私も微笑んだ。顔が引きつっている。

ああ、一人じゃ生きれないもんな。みんなが生きていて良かった。心でなく頭で言った。

ああ、でも私は一人だ。
家族も知り合いもいない。
いや、みんなを足蹴にして、自分だけ助かろうとした。一人だけの新世界を楽しみにしていた。
この先うまくやれない。
いや違う。みんなは、彼等は何か違う。彼等と私は違うヒトみたいだ…。

ゆらゆらと揺れながら彼が私に手を差し出す。

彼の手を握って起き上がる。
彼の手は想像以上に冷たかった。

ああ、やはり私は一人だ。
2006-05-22 01:32 | +2愛 | Comment(0) | Trackback(0)
ほぼ日手帳2006宣伝小説~高校編~
キーンコーンカーンコーン。キーンコーンカーンコーン。
ざわざわざわざわ。終わらないおしゃべりでチャイムの音も気にならない。
ガラー。教室のドアが開く。
慌てて机から教科書を出す。
「教科書出さなくてもいいぞぉ。今日の現文の授業は違うことするから」
一瞬生徒が「?」と固まったのを見て、先生は、
「あ、漢字テストも今日はしません。」
生徒の「?」が消え、明るさが戻った。
「おっしゃ!ラッキ!」
「よかった~。うち何もしてなかったに」
その間に先生は、黒板にいつもより大きめの文字で「手帳」と書いた。
それに気づいた生徒たちはまたハテナを浮かべた。

「これ何て読むか分かるよな?」
「『てちょう』やろ!先生、漢字テストせんっち言ったやん!」
「そんぐらい俺でも分かるわ~」
ざわざわ。また明るさを取り戻す教室。
「今日はみんなに手帳について話したいと思います。先生はこの間、来年の手帳を買いました。
『ほぼ日手帳2006』って言ってな」
先生は、銀色の手帳を手に持ち、見せる。
文庫本ぐらいの大きさかと、読書好きの女の子は思った。
結構分厚いなと、サッカー部の男の子は思った。
先生は手帳を開き、指でページをさらーっとめくった。
黒板に近い生徒の目には、何も書かれていない真っ白なページとカラフルなグラデーションが写った。

「こっち側から回すから、見たら後ろの人に渡してくれ。」
先生はクラス全体を見渡しながら、窓際の角に座る男の子に手渡した。
「はい、じゃぁこの手帳いくらしたか、分かる人~?」
角の男の子は値段を探そうと、手帳の後ろをめくったが、載っていなかった。
「1000円!」「1500円」「1980円!」「百均!!」
「百均は、安すぎだろう!正解は手帳本体とカバーのセットで3500円です。」
「うそー!」「たけー」「これ、そんなにするん?」・・・ざわざわ。
「みんなはまだ高校生で手帳はプリクラ用ぐらいしか持たないかもしれないけど、まぁ普通のよりは高めだな。」
「先生、金持ちやな」「そら大人やもん」
手帳の行方はまだ縦一列と半分回ったところだ。生徒はぱらぱらと、時折じっくりと見ている。

先生は二列目の前まで手帳が回ってきたときに、その生徒に聞いてみた。
「その手帳で何か気づいたことはあるか?」
女子の中で一番背の高い女の子ははっきりとした声で
「1日に1ページ書けるようになってます。普通のはもっと1日分のスペースが小さくて、手帳全体も薄くて小さい。」
「うんうん、他には?」
二列目の真ん中あたりの男の子が茶化すように言う。
「先生の奥さんの誕生日に印があったー!」「あと、結婚記念日もあったー!」「うそー、いつー?」・・・ざわざわ。
「あ、あと。」まん前の背の高い女の子が手帳を見ながら
「毎日のページの下に、いろんな言葉がある。」
先生は満足そうにうなずきながら、女の子から手帳を取り、適当なページを開き、声に出した。

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6月13日(火)
自分の価値体系の中には、
「まわりの人がよろこぶ」とか、
「まわりの人がしあわせそうな顔をする」
とかいうことが、すごい上位にあるんですよ。
<任天堂社長・岩田聡さんが「社長に学べ!」の中で>
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教室を見渡す。「あぁあぁ」と口を開け分かったようにうなずく生徒。「あぁ?」と眉を平行にする生徒。
現文の先生は、みんな分かるだろうと思っていたが、一度閉じた手帳をまたパカっと開く。
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9月23日(土)
人の心を動かせる人が、
状況を動かしていく。
<「大人の小論文教室。」より>
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生徒の口が「あぁ」から「おぉ」に変わった。
「それ、俺のことやん!」「おまえのは、空回りじゃ」笑いが響く。
先生はにやっとした口を手帳に向けた。
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6月7日(水)
近所のドラッグストアのアルバイト募集のポスターには
「ドラッグ経験者優遇」と書かれていました。
<「言いまつがい」より>
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「ふふっ」「それウケるなぁ」「やべぇし」
「さて、このくらいでいいか」先生は手帳を三列目の一番前の生徒に手渡す。

「はい、この手帳は、1日1ページの作りになってて、書き込めるスペースが広いです。
その日の予定だけでなく、気づいたことのメモとか、今日したこと、食べたものとか何でも自由に書けます。ギャグのネタを書いておけば、スケジュールを確認するフリをしながら、ネタを仕入れることもできるぞ。」
「それいいかも」
「そのうえ、毎日365日分さっき少し紹介したように、有名人の名言やおもしろい言葉が載っています。365ページの本を持っているようなものです。」
先生の言葉をさえぎって、生徒の中から「お!世界の『おいしい』っち載っちょんぞ!」
隣の男の子に、「『アロイ』っちどこの国のおいしいっち言葉か知っちょん?」
「ハワイやろ!『アロイオエ~』」とフラダンスのように手で波を作りながら答える。
「アホかおまえ!タイじゃ、タイ!ハワイはアメリカやろぉが!」「オエーって逆にまずそうやわ!!」
両隣からツッコミをくらった男の子は赤くなったが、これはこれでオイシイことを知っている。
笑いが収まりかけたところで、先生は言った。

「面白いだろ?この手帳。そんな感じで使い勝手も良い、なにしろ10万人がこの手帳を使って、その感想を元に次の年にはさらに進化した手帳に作りかえられるんだからな。そのうえ面白いこの手帳を先生はとても気に入っているわけだ、が、今日先生が言いたいのはこの手帳のことだけじゃない。」
生徒の視線が集まる。教室を見渡し、それを受けた先生の目はまっすぐに、一人一人の視線に言葉を返した。

「早いもので今年ももう12月になりました。一年が過ぎるのはあっという間です。一年は365回の1日の積み重ね。その1日もあっという間に過ぎて気づいたら、何をしたのか分からずに過ぎることもあります。
一生ってよく考えたら、1日1日でできているんです。みんな来年の春には、社会人や大学生になります。高校と違って、今まで以上に自分で考え、行動すること、予定や責任などの自己管理が必要となります。
そのためにも、みんなの青春や成長の記録としても、手帳を持つことをお勧めします。毎日は同じことの繰り返しだという人もいるかもしれません。でも、機械のように正確な毎日じゃないし、人やモノとの出会いの、その時々でいろいろな気持ちが生まれます。
誕生日やお正月やクリスマスだけでなく、『なんでもない日おめでとう!』って思えるように、『なんでもない日おめでとう!』いい言葉ですね。どんな日でも365分の1ということには変わりはありませんから。みなさんには、これからの毎日の生活を楽しんで、自分だけの1日、そして一年の物語を作ってほしいです。」

キーンコーンカーンコーン。キーンコーンカーンコーン。
先生は頭上の時計を見ながら、照れくさそうに
「そういうことです。」と言った。
チャイムが鳴っても生徒たちはざわつかない。
先生は思い出したかのように、チョークを取り、慌てて黒板に書いた。

ほぼ日刊イトイ新聞 ほぼ日手帳2006
http://www.1101.com/store/techo/index.html

初めて見る現文の先生のアルファベットは筆記体に近かった。
「はい、じゃぁ、日直!」
「きりーつ、礼、ありがとうございました。」「ありがとうございました。」
いつもよりも心なしか大きい「ありがとうございました」を吸い込んで先生は教室を出た。
2005-12-21 02:19 | +2愛 | Comment(0) | Trackback(0)
2005-7-12=1986
長野に住む友人Jから手紙が来た。
その友人は、高校の同級生で、なぜかわからないがウマがあった。
なぜかわからないというと、浅い友情のように思われるかもしれないが、そんなことはない。本当の友情は時に「何が何だから、友人である」と理由づけられないものかもしれないのだから。

彼とは高校一年の時のクラスが同じであり、クラスが変わっても、互いの教室に行き会う仲であった。
初めて会話したときのことは、今でも覚えている。
高校に入りたてのクラスで、まだ皆が同じ中学出身の友人同士のグループでいたときの頃だった。私が持っていたスターウォーズのキャラクターのペンにJが反応し、声を掛けてきた。私と同じくらいの背丈で、かっこつけたり、粋がったりしないJに私は親しみを覚えた。いずれは知り合うはずだっただろうが、黒と赤の悪役が私たちのキューピッドであることは、間違いない。

高校を卒業してからも変わらず、いい曲を見つけたから聴いてみろとか、近々実家に帰るから遊ばないかなどとたまにメールをしている。
そうして、彼が地元に帰ってきても、あいにく都合が合わず、年に一度ほど私が彼の元を機会があった折に訪れるぐらいだが、彼は生涯の親友である。

今時、連絡であれば電話とメールで十分であるのに、彼は手紙を送ってきた。
友人からの手紙などもらう機会が少ない私は一瞬驚きと嬉しさにあふれたが、手紙という形で知らせねばならぬ内容とは。掌に載せた封筒が紙切れ一枚の重さではないことを伝え、私の浮かれた心は天秤の反対側のように跳ね上がり、封を切った。


T、元気でやっているか?
そっちは大雨のようで、大変だな。
昨日ニュースでそっちで土砂崩れがあったと知ったよ。
こっちは、それほど大雨というわけではないが、雨は降ったり止んだりで、洗濯する気も起こらず、もう何日も服を着回してるよ。面倒臭がりな君も同じかもな。
いきなり手紙を送って驚かせてしまったかもしれないが、大したことではないんだ。
結婚式の案内は気を長くして待ってくれ。あと、さくらんぼは難しいけど、秋になったら知り合いに梨をたくさん分けてもらうから、君にも送るよ。忘れたころの贈り物は3倍嬉しいらしいから、それまでには忘れておくように。
実は、今晩仲間内の飲み会で酒に酔って君を思いだしたんだ。
君は前に『酒で酔っ払って、目前のすべき事、嫌な事そんなものが取り払われたときに思う人やことが普段考えなくても、自分にとって大切なものなのかもしれない』という風に言ったね。
そこで、君を思い出した今酔った勢いで手紙を書いており、駄文ですまない。
特に用事はない。ただ君と文通したくなったのかもしれない。
離れても変わらない友情を形にしたかったのかもしれない。
別にこっちで友人がおらず、寂しいわけではないから安心してくれ。
しかし、変わり映えのしない毎日の近況報告をするのも面白くないだろう。
知らない地名や友人の話ばかりされるのは、僕も閉口だしね。
そこで、一つ身の上話をするよ。
Tとの友情を疑ってなどいないが、文通ごっこのようなあまり意味のない遊びも君も嫌いじゃないだろう。しかし、この文通が僕たちの友情を深め、今度会った時酒の肴になることも願って。


1986年6月、僕に弟ができた。
できたというと変かな。我がN家の次男が生誕した。
僕に弟がいることは知っているね。君の弟も僕の弟と同じ歳で、家族構成も同じだから、共感できる部分はあるんじゃないかな。
僕らは2歳の時に弟ができ、兄になった。
もちろん2歳のときのことなんて、微塵にも覚えていない。
思い出せるのは、写真での顔と風景だけだ。
それから少し後に亡くなった祖母のことも、縁側で僕を抱えている写真の笑顔しか思い出せない。
これは僕の持論だが、人の思い出の半分ぐらいは写真が作るのだと思う。
余程のことでなければ、人は思い出せないのではないだろうか。
そして、その余程のことというのは、苦労や辛かったことの方が多く、普段の些細な楽しみや幸せは思い出しにくいのかもしれない。まぁ、写真を撮るのは、記念事や楽しいイベントぐらいなのだから、それで丁度良いのかもしれない。
僕がフィルムカメラにこだわるのは君には言ったかな?
デジカメだとデータがあるからといって、ほとんどプリントせず、その写真を見るぞって決意しないと見る機会はない。パソコンにデータを残してても、CDに焼いても僕はいつの間にか行方不明になってしまいそうな気がしてね。
その点、フィルムカメラなら、すぐに現像して確認したいし、プリントされたものをアルバムに保存しておけば、本棚を整理するついでに見つけて思い出に浸ったたりできるうえ、意識しなくても大切に保管するからね。
マンガや小説でもパソコンの画面で読むより、紙をめくりながら読んで、しおりを挟んでパタンと閉じて、やっと2/3くらい読んだぞ、あと少しって感じるのが好きなんだ。
それと同じような感覚で写真も画面じゃなくて、紙を一枚一枚手にとって見るのがいいんだ。
話が大分逸れてしまった。だいぶと書くとおおいたと紛らわしくて嫌だね。大分県のキャッチコピーを「大分にDIVEしよう!!」、「満喫大分ing(ダイビング)」とかにしたら面白いかもな。そうすると「大分県民=Diver」か。地味な大分にはかっこよすぎる響きだな。
さらに話が逸れたな。まぁいいか。次のページから本題の続きに入ろう。
今、程良く酔っているが、興奮して眠気はない。酔った上での思いつきの文で、読みにくいかもしれないが、我慢してくれ。
2005-07-12 02:24 | +2愛 | Comment(0) | Trackback(0)
so sweet
遅ればせながら買ったBEAT CRUSASDERSの新譜を聞くことで、彼は曇天と寒さに耐えることができる。
「深夜2時以降のテレビショッピングの番組は効果あるのだろうか?いかにも家庭モノ、年配者向けのモノが多い気がするが、こんな時間に起きているのは若者ぐらいだろうと思えてならない。」
彼はビークルのリズムに合わせ、白い原付のスピードをあげた。

昨日。

彼女からのメールが来たのは、授業中、グループワークの真っ只中だった。
頭痛と吐き気がひどく気分が悪いそうだ。
そういえば、朝起きたときもそう言っていた。
心配になり、一服しながら休憩中に電話をかける。
周りの声が騒がしい。
「マジで本気でしんけんヤバかったら救急車呼ぶんで!授業終わったらすぐ行くけん!」と伝える。
同じ意味のこと何回言ってるんだよと後で恥ずかしく感じた。

授業が終わり、急いで大学生協でポカリとお粥を買う。
「風邪=ポカリと思ってしまう自分は大塚戦略にはまっているのだろうか?」と彼は感じながら原付で坂を下る。
彼女のマンションに着く。
彼女の部屋まで駆け上がる。
鍵のかかったドアを気にせず、インターホンを押す。
何度押しても返事はない。
熟睡してるかもと思い、電話しようと携帯を手に取る。
彼女の居場所を知らせる新着メールが15分前に届いていた・・・。

彼は再び原付に乗り駆け出した。
その病院へは一度友達の見舞いで行ったので、迷うことはなかった。

病院に到着し、受付の場所を聞く。
ドアを開ける。男がいる。男の前に窓口があるのがわかり、慌てて窓口に向かう。
「彼女がどの部屋に入院しているのか分かりますか」
「今はまだ診察していて、入院するかどうか分からないので、ロビーでお待ちください。」
思ったよりも親切な対応に安堵し、彼はテレビの前の番号のついた一番後ろの列のソファに座る。
彼女からのメールからはかなり時間が経っていた。

そのとき、移動ベッドがロビーを横切った。
見覚えのある黒い服を彼の目は捉えた。
・・・彼女だ!
彼は駆け寄り、彼女の名前を呼ぶ。
「友達の方ですか?」と付き添いの看護士。
「はい」と答える彼。
・・・恋人ですと答えるべきだったのか?しかし今はそんなことどうでもいい。
彼女は彼の名前を呼ぶ。
かぼそく弱っている声に彼はそれ以上何も聞かず「待ってるから」と告げ、急診室へと見送った。
救急車からそのまま手術室へ向かうドラマのような場面。
・・・彼女がどういう状態なのか気になるが、今は治療が先だ。

テレビでは火曜夜七時の番組が始まる。
時々後ろの急診室のドアが開く度振り返るが、看護士や医者や風邪を引いた子ども連れの親の出入りだけ。
なかなか彼女は出てこない。
・・・治療に時間がかかっているのか?手術?
大ヒットした白血病の少女と少年の物語を思い出さずにはいられない。
彼の頭のなかには先ほどのリアルなドラマの続きが映し出される。
・・・まだ会ったことのない彼女の両親。位牌。オーストラリアの海。
涙が滲み出る。最悪の想像をしてしまう自分を恥じた。
そう思いながらも、テレビ番組に笑ってしまう自分をさらに恥じた。

時間外患者が入れ替わる急診室を振り返りながら、彼はテレビを見ていた。
彼女が急診室に入ってから1時間半は過ぎただろうか。
彼はようやく気づいた。
・・・点滴を受けながら眠っているのだろう。何があったのかは分からないが無事なら。

彼女が急診室から出てきたのはそれから30分後だった。
苦しそうに彼に身を寄せる彼女。
彼女は流行の熱と頭痛がひどい風邪だった。
彼は彼女が重い病気でなく風邪であることに安心し、優しく髪をなでた。

「心配かけてごめん、迷惑かけてごめん。ありがとう。」と彼女は言う。
「いいよ」と彼は言う。
・・・迷惑なんて感じたりはしない。心配したけど、大切な人だから心配するんだよ。
   心配は迷惑なことでもなく、愛情なんだよ。
彼はそう言おうとしたが、言えなかった。
彼が逆の立場でも同じように心配かけたことを申し訳なく思うと分かっていたから。

病院の外の空気は冷たかったが、彼には心地良い気がした。
バスを待ちながら寒がる彼女。まだまだ気分は悪い。
オリオン座を見つけ、彼女のそばに寄る彼。
・・・そばにいるから。何もできないかもしれないけど。俺がいるから。

彼女の乗ったバスを見送った彼は駐輪場へ歩き、白い原付にキーを差し込む。
彼女のマンションへ向かうため、エンジンをかけると同時に
ある言葉を思い出した。
その言葉を繰り返しながら進む。

「大切な人を、大切に」
2004-12-23 02:46 | +2愛 | Comment(0) | Trackback(0)
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